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福岡は、九州における商業・交通の中心地であり、若者が集まる商業地区がいくつもある活気溢れる所です。

 

一方で、豊かな自然と環境に恵まれ、一年を通して様々な景色を楽しむことができる街です。春には大濠公園と福岡城跡地で桜が咲き乱れ、夏には博多湾に面した海辺で海水浴ができ、秋には各地で紅葉が見ごろとなり、冬には街中をイルミネーションが彩ります。

 

 

福岡は古くよりアジアとの玄関口として栄えた歴史ある都市でもあります。大陸から様々な文化や産物が伝来し、博多の人々が独自に進化させました。

うどんは、大陸から博多を経由して日本全国に伝来した食べ物です。国際貿易港でシビアな博多商人が、早く食べることができ消化しやすいように改良したと言われています。コシのない柔らかい麺が特徴的です。福岡は隠れたうどん大国でもあります。

遡ること1242年。承天禅寺が、中国宋から帰国した聖一国師によって開山されました。博多織の他、そば、うどん、饅頭の製法が最初に伝えられた場所です。

 

 

境内にはそのことを顕彰する3つの碑がたてられています。左から、饂飩・蕎麦発祥の地の碑、御饅頭所の碑、満田弥左衛門の碑です。満田弥左衛門は、聖一国師ともに宋にわたり、博多織製法をのちに博多の人々に教えたと言われています。

約770年前に大陸からもたらされた博多織。当時、最先端だった機織技術で、いったいどんな文様が織られていたのでしょうか。

 近代的で活気あふれる福岡で伝統と文化が生み出した産物の数々は独自に進化し、今もこの地で生き続けています。
 

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